昔「卵酒の成分」という触れ込みで「ベンザ」のCMに出ていたセラチオペプチダーゼ。
以下向けには「ダーゼン」という名前で売られていた消炎酵素剤です。
酵素というのはタンパクです。
売られていたと書いたのは1995年の再評価の際、武田薬品がその有効性を証明できず、発売を中止したからです。
腸管はアミノ酸にまで分解しないと吸収できないので、理屈上血液中に移行できないことになります。
したがって吸収できない薬剤が効果を著すことはないという理屈になりますが、それなりに効果が認められた人も結構いたようです。
現代人の腸管は乱れていて、アミノ酸にまで分解しなくても吸収してしまうのかも知れません。
0コメント